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「服を着るならこんなふうに」第1巻に続いて第2巻も読んでみたので、備忘録も兼ねてレビューしてみたいと思います。
第2巻では、UNIQLOやH&Mといったいわゆるファストファッションで本当にダサくなくないのかという不安に対する答えやせっかく買った服を長く着るために大切になる洗濯についてなど今までなんとなく気にしてはいたけど具体的に知る機会がなかった内容が取り上げられていました。
服装を見直したいけどそもそも何を気にすればいいか分からない人は1巻に引き継ぎ読んでみる価値のある一冊でした。
チェックポイント
・ファストファッションはダサくないのか?
・ファッションの印象を決める3首の使い方
・ロングコートは上級者向けのアイテムではない
・服を長く使うための正しい洗濯の大切さ
流行はファストファッションまで降りてくる
UNIQLO やGUなどのいわゆるファストファッションと呼ばれるブランドでは流行を追えないみたいなイメージがありました。
・財布にはやさしいけどやっぱり少しダサいかも。
・最近はもうダサいとは言われなくなったけどあくまでファストファッション(ブランドものと比較すると劣る)
・質も十分だけどなんだかんだUNIQLOみたいなイメージでした。
でも実際にはファッションの流行はまずトップブランドでトレンドとなる服が誕生すると国内外のブランドが自社の製品に取り込んで最終的にはファストファッションのブランドにも浸透するという大まかな流れがあるようです。
さらにこの記事を書いてみるにあたりwikiを見るとファストファッションの定義は以下のようになっていました。
ファストファッション(fast fashion)は、最新の流行を取り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファストファッション
なのでUNIQLOやGUといったファストファッションでもきちんとトレンドを押さえることができるようです。(別にだらしなくなればいいけど)
なのでメンズ向けアイテムの取り扱いがあるファストファッションのブランド調べてみました。
- UNIQLO
- GU
- ZARA
- H&M
- GAP
正直ファッション弱者の自分はZARAはレディース向け、GAPはキッズ向けみたいな偏見に近いイメージがありました。(どこでそんな偏見を抱いたかは知らない)
でも実際は20~30代のメンズ向けの製品も多くラインナップされているようです。
ZARAとH&Mは池袋の店舗覗いてみましたが、メンズ向けのファッションアイテムも1フロア分陳列されていてシャツやカットソー、アンクルパンツなどラインナップもユニクロやGUと差のない印象でした。
価格はZARAは少し高めで、H&MはGUとユニクロの中間という印象でした。
ファストファッションで有名ブランドとのコラボ商品も
ファストファッションでは著名なデザイナーやトップブランドとのコラボ商品も定期的に販売しています。
コラボされた商品のメリットはファストファッションの価格帯でトップブランドの意匠を取り込んだアイテムを入手できることです。
僕でもUNIQLO ならたまに行きますが、店頭で見てもおそらくスルーしていました。(ブランド名やデザイナーの名前見ても分からないからね・・・)
調べてみると2022年秋冬ではUNIQLO とZARAがイギリスのブランドとのコラボ製品を販売していました。
- UNIQLO はJW ANDERSONとのコラボ「ユニクロ アンド JW アンダーソン」https://www.uniqlo.com/jp/ja/contents/collaboration/jwanderson/22fw/
- ZARAはスタジオ ニコルソンとのコラボ「Studio Nicholson + Zara Man」https://www.fashionsnap.com/article/2022-09-12/zara-studionicholson/
視線を集める3首
コーディネートを考える上で大切になってくる要素として3首という考え方があるみたいです。
3首とは具体的には「首」「手首」「足首」のことです。
この3カ所が重要になるのは、それぞれ体の中で細い部分であり、露出しやすいということもあり視線を集める部分となっているためです。
視線を集めるということは、当然ファッション全体の印象を左右してしまう要素になります。
ただこの3首を上手く見せることができれば色気をだすことができるようです。
- 3首で色気を出すためのアイテム・テクニック
- ・手首なら、腕時計やブレスレットを身に付ける
・首なら、ほどよく浅めのVネックタンクトップで少し鎖骨を見せる。 (タンクトップなどのインナーと組み合わせる)
・足首なら、ロールアップ(まくり上げる)もしくはアンクル丈(くるぶし付近の丈で収まる)パンツを選ぶ
洗剤の種類と洗濯ネットと洗濯タグ
洗濯は、何となく色移りとかぼんやりとした知識はありながらもよく調べることもせずに適当にやっていましたが、「服を着るならこんなふうに」を読んで調べてみると実は洗剤の種類の性質の違いや洗濯ネットや洗濯タグなど色々奥が深いことが分かりました。
僕も数年間一人暮らしをしていますが、全く気にしたことはありませんでした。一応大切にしたい服はネットに入れてドライコースで洗うくらいの気は使っていましたが、洗剤の使い分けを意識したり、服のタグを見て洗い方を考えたりしたことはなかったですね~
ちゃんと適切に洗濯しないとせっかく買った服もダメになってしまうので洗濯についてもしっかり注意する必要があります。
襟用の洗剤があるらしい
洗剤には液体や粉末、ジェルといった洗剤の状態以外にも部分洗い用の洗剤やおしゃれ着用洗剤というものがああす。
特になんと部分洗い用の洗剤には襟用の洗剤があるというのはこの本を読んで初めて知りました。確かにワイシャツの首の後ろの汚れは気になっていましたが、スルーしていました。一人暮らしの独身男性の認知度とか調べてみたいです。
現在流通している洗濯の種類は大まかに分けると以下の6種類になります。
- 粉末洗剤
- 液体洗剤
- ジェルボール洗剤
- 部分洗い用洗剤
- おしゃれ着用洗剤
- 石鹸洗剤
市販されている粉末洗剤は弱アルカリ性で作られているものが多いようです。
弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が高く、頑固な汚れに最適です。ただ洗浄力が強いために色、柄付きの衣類を傷つけてしまう可能性があるようです。
一方で液体洗剤は多くが中性洗剤となっています。
中性洗剤は弱アルカリ性よりは洗浄力は劣りますがその分服を傷めずに洗うことができます。その分界面活性剤や酵素など洗剤の主成分以外で汚れを落とす工夫がされています。また汚れに直に付けてしまってもOKだそうです。
ジェルボールも液体洗剤と同じく中性洗剤が多いようです。
洗浄力は他の洗剤に劣りませんが、洗濯量に合わせて調整ができないので洗濯物の量が少ないとコスパが悪くなるのがデメリットです。
部分洗い用洗剤は襟や袖など通常の洗濯では落ちない汚れに使用します。使い方は洗濯する前に落としたい汚れが付着している部分へ使います。
おしゃれ着用洗剤も中性洗剤ですが、ドライコースなどの水流が弱いコースでもしっかりと汚れが落とせる洗剤です。
衣類の縮みや色褪せも防ぐことができるのでせっかく買って大切にしたい衣類の洗濯におしゃれ着用洗剤での洗濯がマストです。
洗濯の際の色移りという現象は知識として知っていましたが、今まで遭遇したことはありませんでした。多分洗浄力が控えめな液体洗剤を使用していたので色移りが発生していなかったのかということが今回調べて分かりました。
襟の黄ばんだ汚れを固形石鹸で落としてみた
コラムでは白シャツの襟についた黄ばんだ汚れは石鹸の手洗いでも落とすことができると紹介されていたので早速試してみました。
白シャツで主に首回りが黄ばんでしまっていると目立つので気にしてはいましたが、洗濯しても落ちないので割と諦めていました。
やり方は簡単でお湯で襟を濡らした後、直接固形石鹸で襟を洗って、洗濯機のドライモードで洗濯しただけです。
詳しいやり方は下記のサイトが一番分かりやすくく、参考になったので実際にやってみたい方は参考にしてみるのがおすすめです。
洗濯ネットは服1枚に1袋
主におしゃれ着を洗う時に使う洗濯ネットは原則1袋に1着が原則らしいです。結構めんどうですね。
できれば大きいネットに複数の衣類を入れてしまいたいですが、1つのネットに詰め込みすぎてしまうと洗浄力が落ちてしまうので大切にしたい服を洗う際は1ネットにつき服は1着にした方がいいみたいです。
洗濯ネットを使うメリットを確認すると下記の4点になります。
- 洗濯のダメージ(生地の摩耗など)を緩和する
- 色移りを防止する
- 型崩れを防ぐ
- 服同士が絡まるのを防ぐ
洗濯ネットを使う時のポイントは下記になります。
- 1ネットにつき服は1着(詰め込みすぎはNG)
- ボタンは全て止めておく
- しわをつけたくない服は畳んでちょうどいい大きさのネットに入れる
- 気になる汚れは原液を塗ったりしてケアしておく
洗濯タグの見分け方はアプリでAIが教えてくれる時代
自分の手持ちの服の洗濯タグを確認してみました。今回確認したのは、1巻で強く押されていた黒スキニージーンズとさっき襟を洗ってみた白シャツです。
多くの洗濯タグの記号があり、かなり色々な種類があって洗濯の度に毎回気にするのは面倒だなと正直思いました。
とりあえず1個1個調べてみようとしたところ、スマホで写真を取れば洗濯記号をAIが認識して、正しい洗濯方法を教えてくれる嬉しいアプリがいくつも出ていることが分かりました。
今回使ってみたのは「あ~らくせんたく」というアプリです。
このアプリは洗濯タグをスマホで撮影すれば、洗濯タグをAIが分析して正しい洗い方を教えてくれます。
一度撮影して分析した衣類は、結果をアプリに保存することが出来るので、毎回撮影する手間も発生しませんでした。
先ほど洗濯タグを撮影した黒スキニージーンズと白のワイシャツを分析してみると下記のような結果となります。
洗濯タグの内容も表示してくれるので、きちんと正しい方法を理解してから洗濯することができます。
ロングコートは便利なアイテム
ロングコートはファッション初心者には手に余る着こなすのにハードルの高いアイテムというイメージがありました。
でも実際には体の大部分を覆うので、脚の長さや体型をカバーできる使い勝手のいいアイテムのようです。
着用する時は、ドレスとカジュアルのバランスに気を付けるというファッションの原則を守るようにすれば十分初心者でも使えるアイテムといえるようです。
ロングコートはボリュームを感じさせるシルエットのため、ボトムスは1巻で紹介されていたスキニージーンズを選択して引き締めるとバランスが整うようです。買った服を使いまわせるのは嬉しいですね。
おしまい