【良書】『LIFE SHIFT』を読んでみた【人生100年時代】

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【良書】『LIFE SHIFT』を読んでみた【人生100年時代】

LIFE SHIFT』という書籍が学びが多い良書だったので、自分の備忘録として記事にしてみます。

この本の副題は「100年時代の人生戦略」です。

100歳まで生きるつもりの人はどの程度いるでしょうか?

自分は30歳を超えたぐらいですが、そんな事考えたことありませんでした。そして今でも100歳まで生きたいと思っているわけではないというのが本音です。

ですが日本を筆頭に先進国では人の寿命は延び続けています。

厚生労働省の資料には下記引用部のような記載があります。

100歳以上の高齢者は30年前より約50倍も増えた!

高校生が知っておくべき将来の話①「100歳まで生きる」が
当たり前の時代に?

つまりもっと若い世代の人生はこれまでの社会常識や予想しているより長くなるということです。

この本は長寿命化によって想定される何となく察してはいたけど目を背けたくなるような事実や見通しをデータとシュミレーションを用いて教えて(突きつけて)くれます。

特に印象的だった項目をいくつか紹介すると下記の通りです。

チェックポイント

・教育⇒仕事⇒引退という従来の人生モデルが崩壊すること

・長くなって負担の増す老後の金銭状況と年金制度の厳しい見通し

・テクノロジーの発展により、産業や職種の新陳代謝が歴史にないほど加速すること

例えば世代別に老後の生活資金に占める年金の割合などが例示されかなり衝撃的な結果でした。(かなりシンプルな条件設定だったので参考レベルではあります。)

ただ、もちろんこの本を読んで得られる情報はうんざりするような厳しい見通しだけではありません。

チェックポイント

・マルチステージの人生を生きる心構え

・お金以外の資産(無形の資産)の意義と重要性

本書ではこれまでの伝統的なライフステージを3ステージ型、長寿命化が進んだ社会で予想されるライフステージをマルチステージ型と定義しています。

残念ながら本書ではこれから一生を通して従事できる職種や具体的なライフプランが提案されているわけではありません。

というのは長寿命化やテクノロジーの発達で取り巻く環境の変化が加速していて将来のことを正確に予想することが難しくなっているからです。

その代わりこれからの新しいライフステージをどう生きるかという心構えやよい人生を送るために大切になる要素を丁寧に取り上げてくれます。

本書を読めば、何となく感じている不安が言語化されていてしっかり理解できます。

また長寿命化が進む人生において重要になる要素を知ることができるので自分なりに考える契機になります。

ニュースやネットから断片的に暗い情報を見聞きしてなんとなく不安を感じている人は一度本書を読んでみて、これからの人生について考えてみてもいいかもしれません。

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