【2021年8月】大手3社の空気清浄機の上位4機種を比較【比較表】

【2021年8月】大手3社の空気清浄機の上位4機種を比較【比較表】

在宅時間が増えてしまう昨今、自宅の生活環境を改善するために空気清浄機の導入を検討しました。そこでせっかくなので購入するにあたり調べたことをまとめて記事にしてみました。

この記事では以下のような観点から2021年8月時点で国内大手3社(パナソニック、ダイキン、シャープ)の上位機種の空気清浄機を比較して検討しています。同じような住環境、志向の人にも参考になるかと思いますのでよろしければご覧ください。

・10年以上使用するものなので1,2万くらい高くても性能のいい製品が欲しい
・予算は5~6万円程度
・信頼性があり、保守部品も確実に入手できそうな国内メーカーを検討したい
・設置する部屋は約12畳の一人暮らし

空気清浄機を検討する時に確認したいポイント

空気清浄機選びをする前に確認しておきたいポイントは以下の5点になります。

・適用床面積
・フィルターの種類と性能
・加湿機能の清潔対策
・設置場所

・設置後のメンテナンス費用

適用床面積

まず空気清浄機を検討する時に絶対押さえておくべきなのは「適用床面積」です。これは30分でキレイにできる部屋の広さは表しています。

日本電機工業会にて定められた規格JEM1467により、30分で清浄できるお部屋の広さとしています。なお、使用されるお部屋よりも大きい適用床面積の製品ですと、より短時間で空気を清浄出来ます。

引用元:一般社団法人 日本電機工業会 空気清浄機 Q&A(よくある質問)

適用床面積は設置したい部屋のできれば3倍、少なくとも2倍の大きさの性能表示がされている機種を選択することが推奨されています。何故そんな部屋の大きさより大きい清浄能力を持つ機種を選ぶことが推奨されているのか?それは以下の理由になります。

1.適用床面積の数値が高い機種の方が早く空気をキレイにできる。
2.空気キレイにするフィルターは年々劣化する。

定期的にお手入れをしていても実際に空気をキレイにする能力は年々劣化してしまうので、適用床面積についてはカタログ値が高いものを選ぶことは重要です。

集塵フィルターの種類と性能

フィルターの種類・性能も抑えておきたいポイントです。ここでいうフィルターとは集塵フィルターを指しています。集塵フィルターの種類・性能は適用床面積の項目で言及した空気清浄機能の劣化にも影響します。

今回検討したパナソニック・ダイキン・シャープの3社は上位機種では高性能なHEPAフィルター以上を採用しています。

空気清浄の仕組み

引用元:ダイキン工業株式会社HP

HEPAとは、「定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して、99.97%以上の粒子捕集率を持つフィルター」に与えられるJIS規格のことです。

3社とも集塵フィルターの寿命は10年間に設定しています(※定期的なお手入れは必要です。)が、HEPAフィルターは10年後には性能が初期値の約50%まで低下してしまいます。唯一ダイキンのみ上位機種の空気清浄機ではTAFU(タフ)フィルターという撥水・撥油効果の高い上位のHEPAフィルターを採用しており10年後でも初期値の約70%近くの性能を維持できます。集塵フィルターの性能低下が気になる方はダイキンの上位機種が魅力的になると思います。

加湿する機構の清潔さを維持する仕組み

国内大手3社の空気清浄機の上位機種は全て加湿機能が搭載されています。加湿する部位は雑菌が繁殖する恐れがあります。

そのためメーカー側で清潔な状態を維持するためにどのような対策をしているかは理解しておくべきです。もちろんユーザでの定期的なお手入れも必須です。

加湿する機構の清潔さ維持という点では(カタログや取説を確認した限り)、シャープとダイキンが優れていると思います。

シャープ:イオン除菌ユニット搭載、加湿機能停止時は加湿フィルタを水に付けない
ダイキン:イオン除菌ユニット搭載、ストリーマ照射で除菌、抗菌加湿フィルター採用
パナソニック:イオン除菌ユニット搭載

シャープのみイオン除菌ユニットについては年に1回の交換が推奨されています。当然メンテナンス費用が発生してしまいますが清潔さを確保するための経費と考えるかは人によって考えが分れるところです。
それ以外にも加湿機能停止時には加湿フィルタが水につからないように設計されており、こだわりと信頼性を感じます。

引用元:シャープ株式会社

ダイキンはイオン除菌ユニットの搭載に加えて同社のオリジナル技術のストリーマを照射して加湿フィルターと加湿する水を除菌もしています。

パナソニックでは確認できた対策は除菌ユニットの搭載のみでした。ユーザでのお手入れがより重要になります。

設置場所

空気清浄を効率的に行うためには周囲に空気の吸引、吐き出しを妨げるものがないようにする必要があります。推奨される設置場所も各社異なります。

購入前に設置場所をイメージして問題がないか確認しておくことをおすすめします!

・パナソニック:後方1cm、側面と上は30cm離す。
・ダイキン:後方は10cm、側面は30cm離す。
・シャープ:後方側面(後方は3cm)スペース開ける。

設置後のメンテナンス費用

最後に設置後のメンテナンス費用について記載します。

パナソニックとダイキンは10年間のメンテナンス費用は発生しません。
唯一シャープのみ前イオン除菌ユニットとプラズマクラスター発生ユニットという部品が定期的に交換が必要です。10年のメンテンナンス費用は約12,000円でした。1年間で考えると1,200円程度なので性能を確実に維持するための必要経費と考えられる範囲かなと思います。

メンテナンス費用についてはメーカーの考え方が大分異なるようで国内メーカーはユーザで定期的にお手入れを前提にして費用をなるべく発生しないように設定されています。
一方で、国外メーカーはユーザでのお手入れは想定しておらず半年から1年程度で部品交換をするという考え方のメーカーも多いようです。その方が設置後も費用が発生しますが性能を維持できると言えます。

3メーカの上位機種の比較

今回具体的に検討したのは以下の型番です。
パナソニック「F-VXT90」「F-VXT70」
ダイキン「MCK70X」
シャープ「KI-NX75」

表にまとめると以下になります。直接表を表示すると横スクロールがとんでもないことになるので画像にしてみました。。。

空気清浄機

詳しく見てみる

続いて型番毎に詳細を見ていきます。

パナソニック F-VXT90

空気清浄機の最も基本的なスペックである適用床面積と加湿力に優れた機種です

 

引用元:パナソニック株式会社 空気清浄機総合カタログ

また、パナソニックの空気清浄機はセンサーで汚れを判別し部屋の汚れに適した気流に変更する機能があります。この機能のおかげで空気清浄機を設置する目的である空気清浄に高い効果が期待できます。

引用元:パナソニック株式会社 空気清浄機総合カタログ

パナソニック製の空気清浄機では唯一スマホとの連動や人感センサーも備えており使い勝手にも優れています。

パナソニックから2021年9月下旬発売で新たにF-VXUシリーズ発表されました。
F-VXT90も型落ちとなりますが、在庫処理のため価格が店頭でもECサイトでも見直されているので安価で購入するにはいいタイミングになっています。

パナソニック F-VXT70

同じくパナソニックのF-VXT70を紹介します。この機種もF-VXT90と同じくセンサーで空気の汚れを判別して気流を切り替えることができます。

 

引用元:パナソニック株式会社 空気清浄機総合カタログ

F-VXT90との違いは適用床面積と加湿力、スマホ連動の有無、ひとセンサの有無、留守そうじ運転/衣類脱臭運転の有無になります。適用床面積や加湿量については他社の上位機種と同等以上のスペックがありますのでスマホ連動などの機能を求めない人には十分魅力的な機種になります。

ただ、F-VXT90と同じく加湿機構の清潔な状態維持するにはユーザのお手入れが前提となっているのでこの点はよく理解した上で購入する必要があります。

パナソニックから2021年9月下旬発売で新たにF-VXUシリーズ発表されました。
F-VXT70も型落ちとなりますが、在庫処理のため価格が店頭でもECサイトでも見直されているので安価で購入するにはいいタイミングになっています。

ダイキン MCK70X

続いてダイキンのMCK70Xを見ていきます。他社と比較してみても欠点のほぼない多機能空気清浄機です。

引用元:ダイキン工業株式会社

まず唯一集塵フィルターにTAFUフィルターを採用しているため、10年後の集塵能力の劣化が他社よりも少なく約70%の性能を保もつことができます
さらにダイキンのオリジナル技術のツインストリーマが空気清浄だけでなく加湿フィルターにも照射されるため加湿機構も清潔が保ちやすくなっています。(もちろんユーザでのお手入れも必要です!)
その他スマホ連動機能や運転モードの豊富さなど使い勝手を向上させる機能も全て備わっています。価格面でも2021年8月時点で今回調査した4台中では一番安価です。

あえて気になる点を挙げると加湿力が最も低いことと移動する際に使うキャスターはオプション扱いとなることくらいです。ただキャスターを別に購入しても他3台よりも安価ですので欠点というのも大げさですね。

シャープ KI-NX75

最後はプラズマクラスターで有名でシャープのKI-NX75です。

引用元:シャープ株式会社

他社にはない特徴としてフィルター自動掃除機能があります。フィルター掃除の手間が半年に一度ダストボックスに溜まったホコリを捨てるだけなのでメンテの負担はかなり楽になります。

引用元:シャープ株式会社

気になる点としては、プラズマクラスター発生ユニットと銀イオンユニットは定期的に交換が必要なため設置後もメンテナンス費用が発生します。(KI-NX75では10年間で12,000円想定)これも出費が高くなると考えるか購入時に近い性能を維持できるかと考えるかは人それぞれになので評価の分かるところかなと思います。

本記事のまとめ

この記事では国内大手3社の空気清浄機の上位機種について比較してみました。各社それぞれ空気清浄の機能だけでなく省メンテナンス性やスマホ連動機能など高付加価値製品をリリースしています。

自分なりにおすすめできる空気清浄機をまとめるると以下のようなことが言えるかなと思います。

パナソニック F-VXT90→適用床面積、加湿量ともに優れた空気清浄機が欲しい人向け
パナソニック F-VXT70→スマホ連動機能は不要だが、高スペックの空気清浄機が欲しい人
ダイキン MCK70X→比較的安価で主な機能を網羅した空気清浄機が欲しい人
シャープ KI-NX75→メンテナンス費用は掛かっても日々のメンテンナスを簡単にしたい人

注意点として、自分にとっても高い買い物なのでメーカーHP、カタログ、取説をなるべく細かく読み込んでこの記事も作成していますが誤りがある可能性も十分にあります。

読んでいただいた方の空気清浄機選びにこの記事が少しでも参考になると幸いです。読んで頂きありがとうございます。

おしまい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA